仙腸関節痛(せんちょうかんせつつう)とは、骨盤の骨の一つである仙骨(せんこつ)と腸骨(ちょうこつ)の間にある関節が緩んで不安定な状態になることで、体の動きに伴う関節の動きで痛みが生じる状態です。
仙腸関節痛の原因とは
仙腸関節痛が起こる原因については、仙腸関節の構造から左右の脚を前後に開いたり、腰を大きくひねるなど骨盤に左右非対称の力が加わることで生じやすくなります。
交通事故や転倒などの外傷が原因となったり、日常生活でいつも鞄を同じ方で持つ習慣があったり、足を組んで座る癖があるなど、左右非対称の癖を持つ人も負担がかかりやすく仙腸関節痛の原因となるケースが多いです。
女性は出産に際して仙腸関節の周りにある靭帯が緩み産道を拡げますが、出産後靭帯が緩んだままになってしまい、炎症を引き起こす場合もあります。
仙腸関節痛の症状とは
仙腸関節痛の症状については、主に腰やお尻の痛みを感じやすく、仙腸関節付近にある神経が障害されることで太ももや鼠径部(そけいぶ)、下肢に痛みが広がっていったり、感覚異常が生じる場合もあります。
他にも長時間椅子に座れなくなったり、仰向けに眠れない、痛いと感じる部分を下にして眠れないなど日常生活に影響が出る症状も多いです。
症状を改善するためにも安静にし痛みがひどい場合は鎮痛剤の服用を行い、予防対策として生活習慣を見直すことや関節ストレッチを行うことが重要になります。
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