起立性調整障害はめまいや発汗、吐き気、目のかすみなどの症状を伴うことがあります。神経を介するものと、介さないものがあり、失神の原因となることがあります。起立性調整障害の診断には、血圧や心拍数などのチェックが欠かせません。
起立性調節障害の原因とは

まず原因についてですが、さまざまな要因が関係していることが考えられます。神経媒介性の原因には、自律神経系の一次障害または二次障害を引き起こす疾患が含まれます。具体的にはまず糖尿病やアルコール中毒です。
くわえて栄養とりわけビタミンB12の欠乏、アミロイドーシスに見られる末梢神経障害も考えられます。他には特発性体位性低血圧や多系統萎縮症です。これはパーキンソン病や進行性小脳変性症、レビー小体型認知症などがあります。それから急性自律神経失調症がありますし、薬剤や感染症による神経への影響も考えられます。
神経を介さない原因としては、以下のようなものがあります。まず抗高血圧薬、血管拡張薬などの影響です。それから血液量の減少で、これは副腎機能不全や出血、血液量減少などの原因があると思われます。もちろん老化や疾患による身体的な衰えが関係することもあります。
起立性調節障害の症状とは

起立性調整障害は、仕事や学校生活などへの影響が避けられません。座った状態から立ち上がるたびに、めまいや吐き気などに襲われるため、常に体調不良の不安がつきまといます。健康な人で問題なくできることが自分一人では行えなくなる可能性が出てきます。
職場の同僚が学校関係者からの理解は欠かせないため、できることとできないことをはっきりさせて、協力を求めましょう。もちろん起立性調整障害の原因を突き止めて、自分に合った治療を進めることが重要です。
起立性調節障害と上手く付き合っていくために

起立性調整障害の治療は、薬を使ったものとそうでないものがあります。薬を使った治療は、血液量または末梢血管抵抗を増加させることを目的とします。よく使用されるのはミドドリンやピリドスチグミン、カフェインなどで、経口摂取と皮下投与があります。
薬を使わない治療法は、心臓への静脈還流を増加させるか、血圧を維持するために血液量を増加させることを目的としています。高齢者には下肢の筋緊張を維持するのに役立つ筋力トレーニングが有効です。圧縮ストッキングや腹部バインダーなどの外部圧縮装置の効果も確認されています。
そして家庭用医薬品を見直して、可能であれば利尿剤と血管拡張剤の中止も検討するといいでしょう。簡単なものでは、1日6~10gの食塩、2リットルから3リットルの水分摂取をし、低炭水化物の食事を1日に少量ずつ頻繁に摂る方法があります。
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